▶提案者は筋肉弁護士の桜井ヤスノリ氏。コロナ禍で政府がマスク着用を個人の判断に委ねた後も東京駅前で約86%が着用していたことを例に、日本は同調圧力が強すぎると主張した。山本七平『「空気」の研究』を引き、空気で決まったことは誰も責任を取らず総括もされないと指摘。ホテルで宿泊を断られ、飛行機から降ろされた自身の体験も語った。第1議決は賛成2名・反対4名。
野党タイムでは河合ゆうすけさんが、皆で同じ方向を向く国民性こそ戦後の高度成長を生んだ強みだと反論。「個別のくだらない事例を並べているだけ」「マスクの話が長すぎる」との声も相次ぎ、頼まれたら着けるのは同調圧力ではなく思いやりだという意見も出た。与党タイムでは山本康二さんが思想・表現の自由を挙げ、本音で話せない空気が日本のブレーキになっていると賛同。アニソンバーを多店舗展開する議員は、空気を読んでいたら事業を広げられなかったと自身の経験を語った。
見どころは、エスカレーターの片側空けやワールドカップのゴミ拾いをめぐる応酬。桜井氏は「周りがどうしているかではなく、どちらが合理的かで考えろ」と一貫して訴えたが、議論は最後までマスクに引き戻された。「空気を読むのをやめろ」ではなく「言いたいことを言え」という議題なら賛成できる、という整理も示され、最終の賛否は3対3で並んだ。
この回は「日本人は空気を読むのをやめるべきか」について話し合ったよ。空気を読むというのは、まわりの人の様子を見て、自分の行動を合わせることなんだ。みんながマスクをしているから自分もする、みんながエスカレーターの片側に並ぶから自分も並ぶ、というのがその例だよ。
提案した桜井さんは「まわりがどうしているかではなく、自分の頭でどちらが正しいか考えよう」と言ったんだ。でも反対の人たちは「みんなで力を合わせられるのは日本人のいいところだよ」「たのまれたらマスクをするのは思いやりだよ」と話したよ。「言いたいことをちゃんと言おう、という話なら賛成できる」という意見も出たんだ。
結果は否決、つまり提案は認められなかったよ。議長は「みんなに合わせる文化にはいいところもあるから、悪いところだけ直せばいい」と言ったんだ。まわりに合わせることと、自分の考えを言うこと。あなたはどちらが大事だと思う?