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NoBorder #46

過激化する『LGBTQ+』論争─差別か?権利か?揺れる“ポリコレ社会”の現実

過激化する『LGBTQ+』論争─差別か?権利か?揺れる“ポリコレ社会”の現実
議論の要約

今回のテーマは過激化するLGBTQ+論争、とりわけトランスジェンダーを巡る権利と社会の摩擦である。番組は、日本におけるトランスジェンダーの人口比が1.15%とされる一方で、歌舞伎町タワーのジェンダーレストイレがわずか4か月で廃止された経緯や、女性競技への出場を巡るスポーツ界の混乱、2023年に短期間で成立したLGBT理解増進法への疑問など、権利推進を巡る対立の現状を提示した。ゲストには性別適合手術を受け戸籍を変更した元パリコレモデルのタレントを迎え、ゲイを公表した港区議会議員、女性から男性へ性別変更した日本LGBT協会代表ら当事者も議論に加わった。

議論では、タレントのフィフィが女性用スペースの利用を巡る女性側の不安を「差別と言われるから言えない状況で社会システムが作られていくことに恐怖を感じる」と語り、国際情勢に詳しい論者は海外の事例と日本を同列に語ることへ疑問を呈した。これに対し弁護士の桜井は、理解増進法は罰則も義務もない理念法であり「何が問題なのか、いい法律だと思う」と反論し、男女雇用機会均等法でも40年かけてなお格差が残る以上、数年で結果を判断すべきでないと主張した。当事者の代表は、法務省の調査でトランスジェンダーの64%が性被害を経験しているというデータを挙げ、「加害者として見られるより、むしろ被害を受けやすい側だ」と語った。一方で評論家の白井は、未成年の性別違和の訴えが100倍以上に急増したという海外の報告書を引き、「作られたブーム」の背景に医療機関や製薬ビジネスの利害があるのではないかと指摘した。

終盤では、当事者たちがタイや台湾で命がけの性別適合手術を受けた体験を語り、制度で急に変えるのではなく丁寧に理解を進めるべきだという意見に議論が収れんしていった。番組MCの溝口は、親しい実業家が涙ながらにゲイであることを告白した経験に触れ、「勇気を振り絞らなければカミングアウトできない社会はおかしい」としつつ、反対派も多様性の拒絶ではなく施策が本当に当事者を救うのかを問うていたのだと総括した。当事者の声が置き去りのまま論争だけが過激化している現状を映し出した回である。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は、体の性別と心の性別がちがう「トランスジェンダー」の人たちの話だよ。そういう人たちの権利をもっと守るべきか、それとも急に社会のルールを変えるとこまってしまう人が出るのか、大人たちが話し合ったんだ。「理解増進法」というのは、そういう人たちのことをみんなにわかってもらおうという法律のことだよ。

番組では、「女性用のトイレや更衣室をどうするの、女の人がこわい思いをしないか心配」という意見が出たんだ。いっぽうで、実際に性別を変えた人たちは「わたしたちのほうが、いじわるや被害を受けやすいんだよ」と話したよ。「急にルールで変えるより、ゆっくりていねいにわかり合っていくのが大事」という意見もあったんだ。

司会の人は「自分の秘密を泣きながら打ち明けなきゃいけない社会は、やっぱりおかしいよね」と言っていたよ。みんながありのままでいられる社会にするには、どうしたらいいのかな。あなたはどう思う?

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最終更新: 2026.08.25