▶今回のテーマは外国人労働者の受け入れである。番組によれば、現在日本で働く外国人労働者はおよそ230万人にのぼり、1993年制定の技能実習制度と2019年創設の特定技能制度がその増加の背景にあるとされた。国際貢献を目的としたはずの技能実習制度が、実際には企業の人手不足解消の手段として使われてきたといういびつな構造も紹介され、少子高齢化で労働供給が減り続けるなか、これ以上受け入れを拡大すべきかが問われた。
賛成派の元自民党幹事長は、地方の農業や社会インフラは外国人なしでは成り立たず、文化の交わりはイノベーションを生むと主張した。これに対し反対派の学者は、移民受け入れはヨーロッパやアメリカで先行して行われたがどの国も成功しているとは言えず、イギリスやフランスではデモが起きていると指摘した。ノンフィクションライターは、ベトナム人技能実習生が年収の何倍もの借金を抱えて来日し転職もできない過酷な実態を取材から語り、「労働力ではなく人間として捉える視点が抜けている」と訴えた。また実業家からは、1つの交差点にコンビニが6軒あるような過剰供給・過剰サービスこそ問題であり、100万人いるとされるニートを労働市場へ導く方が先だとの意見も出た。
議論の後半では、社会に不可欠なエッセンシャルワークの人手不足を政府が補助金や賃金保障で解消し、それでも足りない場合に初めて外国人受け入れを考えるべきだという提案や、外国人労働者拡大の背景には最低賃金の引き上げを避けたい経済団体と政治の関係があるという指摘も語られた。単純な賛否では割り切れず、受け入れた人々との共生の責任、制度設計のやり直し、日本人の活用など複数の論点が絡み合う回となった。受け入れの是非を超えて「人間として向き合う」ことの重要性で一定の共通認識が生まれた点が見どころである。
この回は、日本で働く外国の人たちの話だよ。いま日本には外国から来て働いている人が230万人くらいいるんだ。日本は子どもが減ってお年寄りが増えているから、働く人が足りなくて、外国の人にもっと来てもらうべきかどうかをみんなで話し合ったんだよ。
賛成の人は「田舎の農業やバスの運転は、外国の人がいないと回らないよ」と言ったんだ。反対の人は「外国の国々では先にやってみて、うまくいかずにケンカやデモが起きているよ」と心配していたよ。ほかにも「外国の人をお手伝いの道具みたいに考えないで、同じ人間として大切にしよう」という意見や、「まずは日本で働いていない若者に働いてもらう方法を考えよう」という意見も出たんだ。
働く人が足りない問題は、かんたんには答えが出ない難しい話なんだね。外国の人と仲良く一緒に暮らすには、どんなルールがあるといいかな。あなたはどう思う?