Project Andúril — Archives
第20回 日本未来会議

虐待サバイバーの雇用を強化せよ!

虐待サバイバーの雇用を強化せよ!
議論の要約

自身も虐待経験を持つ株式会社らしさ代表の岡本氏が「虐待サバイバーの雇用を強化せよ」と提言。幼少期に虐待を受けた人は無職からの就労困難率が一般の2倍以上で、就労可能な約42万人が働ければ年間1兆7000億円の経済効果があると試算。相手の感情を察する敏感さなどの特性を活かし、テレアポや動画制作のBPO事業で就労支援を行っていると紹介した。

太田さんは賛成しつつ「『雇用を強化せよ』では企業に負担を求める書き方。特性を活かせばお得だと示すべきだった」と助言。山本さん(ゾス)は「弱者ビジネス。虐待サバイバーという名前でくくること自体が負のラベリングで、LGBTQ専用人材マッチングのような面倒くさい社会になる」と反対し、金藤さんも「能力で評価すべきで、属性での優遇はフェミニストの管理職クオータ論と同じで気持ち悪い」と痛烈に批判。アイドル運営の神田さんも「腫れ物扱いを生む」と反対した。膠着した場面で太田さんが「ロンドンの就労支援団体には花粉症の冊子まであった。社員の中に必ずいる人への対応法を共有すればパフォーマンスも会社の利益も上がる」と代理プレゼンを敢行し、「それなら賛成」と場が一変した。

プレゼンの拙さを全員でリカバリーしていく構成が異色で、「若かりし頃の安倍晋三に似ている」といういじりも。趣旨には賛同しつつ言葉選びの重要性を学ぶ回。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は「子どものころに虐待を受けた人(虐待サバイバー)が働きやすくなる仕組みを強めよう」という話をしたんだ。虐待を受けた経験のある人は、仕事につくのが人の2倍以上難しいというデータがあって、約42万人が働けたら年に1兆7000億円の経済効果があるんだって。提案した岡本さん自身も虐待の経験があるんだ。

太田さんは賛成しつつ「会社に負担をお願いする書き方じゃなくて、その人たちの良さを生かせばお得だと伝えるべきだった」と助言したよ。一方で「そういう名前でひとくくりにすること自体が、かえって悪いレッテルになる」「生まれや経験ではなく能力で評価するべき」と反対する人も多くて、議論は行きづまったんだ。そこで太田さんが「困りごとへの対応の仕方をみんなで知れば、本人も会社も得をする」と代わりにプレゼンし直したら、場の空気が一気に変わったよ。

結果は可決。議長の野口さんは「特別あつかいではなく、理解を深めて適切な環境をつくれば活躍できる」とまとめたんだ。同じ内容でも言葉の選び方で伝わり方が全然ちがう、ということを学べる回だよ。あなたなら、困っている仲間がいたらどんなふうに手助けする?

議員の声
太田さん 賛成の立場。「雇用を強化せよ」では企業に負担を求める書き方でもったいない、特性を活かせば会社も得だと示すべきと助言し、花粉症の例えで代理プレゼンまで敢行。
山本さん(ゾス) 反対の立場。弱者ビジネスであり、虐待サバイバーという名前でくくること自体が負のラベリング。属性別支援を増やせば面倒な社会になると批判。
金藤さん 反対の立場。会社は理念と利益を追求する場で、能力で評価すべき。属性優遇はフェミニストの管理職クオータ論と同じで気持ち悪いと痛烈に批判しつつ、トラウマ克服のコーチングには賛成。
神田さん 反対の立場。虐待の線引きは曖昧で、「虐待枠で入った」というラベルがつくと腫れ物扱いになり、雇用側として対応が難しいと懸念。
北田さん どちらでもない立場。虐待サバイバーに限らずケアが必要な人は多く、助成金やトラウマ克服の職業訓練など制度で支えるべきと提案。
野口さん 議長。「理解を深める」をキーワードに、重度なら既存の障害者支援があり、働ける層には配慮の知識を広めれば活躍できるとして可決。
結果: 可決(議長の野口さんが「理解を深める」をキーワードに、優遇ではなく適切な環境と配慮の知識があれば活躍できるという整理で可決)
関連する議題
この議題に一票を投じる
一票につき30ポイント進呈・毎日BSVチェーンに刻印
最終更新: 2026.08.25