▶2020年入社でリクルートを経て起業した合同会社マウンテンフィールドの山田氏が「大手の若手は副業すべき」と提言。ホワイト化した大手上場企業では定時退社を強いられ子ども扱いされるため、フルパワーで働ける時期に負荷がかからず、看板を外した世間の厳しさも知らないまま「社会の子供部屋おじさん」が量産されると主張した。
賛成側の太田さんはロート製薬の副業解禁が事業多角化の原動力になった例を挙げ、「大手人材が副業でNPOを手伝えば社会課題の現場にも経営感覚が還元される」と企業・社会双方のメリットを強調。反対側の山本さん(ゾス)は「多くの副業推奨は会社がダサいだけ。本筋は働かない中間管理職に副業させて独立準備をさせ、退出させること」、金藤さんは「1年目の若手はポンコツで受け入れ側に価値を提供できない。本業で成果を出した人が副業するなら賛成だが、大手の若手に絞る論理が破綻している」と手厳しく斬り込んだ。内閣府を子育てのために辞めた元官僚の北田さんは「大手に限定する理由が薄い。時間とお金に余裕がある人生のために副業促進自体は賛成」と述べた。
大手の看板の下で培った仕組み化の経験こそ市場価値だという金藤さんの再解釈で提案が揺らいでいく展開が見どころ。
この回は「大きな会社の若い社員は副業をするべき」という話をしたんだ。副業というのは、本業の会社のほかにもうひとつ仕事をすることだよ。提案した山田さんは、今の大企業は定時で帰らされて若いうちに思い切り働けず、会社の看板の外の厳しさを知らないまま「社会の子供部屋おじさん」になってしまうと心配したんだ。
賛成の太田さんは、副業を認めたら会社の新しい事業が生まれた例をあげて、会社にも社会にも良いことだと言ったよ。でも金藤さんは「1年目の若手はまだ力不足で、受け入れる側の役に立てない。本業で成果を出した人ならいいけど、大手の若手にしぼる理屈がおかしい」と手厳しく反論した。山本さんは「副業をすすめる会社は、その会社がつまらないだけ」と言ったんだ。
結果は否決。議長の野口さんは「大手に限らず若者みんなが気づくべきこと。この30年を作ったぼくたち中高年こそまず反省しよう」と、めずらしく大人が頭を下げる形で締めたんだ。あなたは、仕事をふたつ持つ働き方、やってみたいと思う?