▶プレゼンターは中国出身の経営者・高虎(こうこ)氏で、議題は「高額納税者に優遇措置を設置せよ」。所得税・住民税合わせて最高55%の累進課税により、日本を支えてきた起業家たちが海外へ流出しつつあると危機感を示し、彼らを日本に引き留めるための優遇措置――投票権の傾斜配分、公共サービスの優遇、国内投資の損金算入など――を考えるべきだと提案した。
賛成側の川島さんは「もともと選挙権は納税者にしかなかった」「命がけで戦った起業家がキャピタルゲイン増税で奪われるのはおかしい」と後押しし、野口も相続税の高さが海外移住の実質的な動機になっていると同調。反対側の山本さんは、納税額で投票権に差をつけるのは民主主義の根幹の破壊であり、金権主義・格差拡大につながると強く批判。「高額納税者の海外流出は一部の発信者が煽っているだけでデータはない」「政治はセーフティネットでありイノベーションとは別次元で考えるべき」とも反論した。ただし政治と紐付けない優遇(相続税引き下げや投資優遇)なら賛成という意見では概ね一致した。
「優遇」を「優偶」と書き間違えて説得力を失う場面や、ゾスの「高額納税者は信号が全部青になる特権が欲しい」という珍提案が見どころ。当初は反対多数だったが、議論を通じて空気が変わっていく回となった。
この回は「たくさん税金を払っている人に、ごほうびの仕組みを作るべきか」を話し合ったよ。日本では、稼げば稼ぐほど税金の割合が高くなる仕組み(累進課税というんだ)があって、いちばん多い人は半分以上を税金で払うんだ。提案した高虎さんは「これでは会社を作ってがんばった人が外国へ引っこししてしまう」と心配したんだよ。
賛成の川島さんは「命がけで挑戦した起業家が報われないのはおかしい」と応援し、野口さんも「相続税の高さが海外に移る理由になっている」と同意したんだ。反対の山本さんは「払った税金の額で選挙の一票の重さを変えるのは、みんな平等という民主主義のいちばん大事な部分をこわしてしまう」と強く反対したよ。ただ、選挙とは関係ない形で税金を軽くするごほうびなら賛成、という点ではだいたい意見が合ったんだ。
漢字の書き間違いで説得力がなくなる場面や、「信号が全部青になる特権がほしい」という面白い案も飛び出したよ。結果は可決、つまり「挑戦する人が報われる国にしよう」という考えが認められたんだ。がんばった人へのごほうびと、みんなの平等、どうバランスを取ればいいと思う?