▶提案者は海洋散骨の事業を営む「さんこつ社長」こと新美善明氏。墓じまいはこの10年で約2倍に増え、継ぐ人のいない無縁墓も全国で増え続けていると指摘した。新たにお墓を選ぶ人の約半数はすでに樹木葬を選んでおり、後の世代に残さない供養が広がっているとして、海洋散骨を普及させたいと訴えた。第1議決は賛成2名・反対5名。
野党タイムでは、山本康二さんが先祖やお墓は家族の絆の軸になっていると述べ、おときた駿さんは檀家がお寺を支え、お寺が祭りなど地域のつながりを支えていると指摘。「選択肢としてはよいが主流にするのは違う」という声が多数を占めた。漁場への配慮を問われた新美氏は、漁業組合と話し合い沖合10キロほどまで出ていると説明した。与党タイムでは森田鉄也さんが、親族がお墓の費用を払えず遺骨を家に置いたままになっている実情を明かした。費用は一般のお墓が150万〜200万円、樹木葬が30万〜50万円、海洋散骨は代行で8万8000円と紹介された。
見どころは、多くの議員が「自分は海にまいてもらって構わない」と言いながら、お墓という文化は残したいと考えていた点。遺骨の一部を手元に残す方法や、納骨堂に一定期間納めた後に海へまく方法も話題になった。最終議決では賛成3名・反対4名まで差が縮まった。
この回は「お墓をやめて、海に骨をまくのをふつうにするべきか」について話し合ったよ。亡くなった人の骨を細かくして海にまくことを、海洋散骨というんだ。お墓を守る人がいなくなって、お墓を片づける家が増えているんだよ。
提案した新美さんは「お墓を受けつぐ人がいなくて困る家が増えている。海にまく方法をもっと知ってほしい」と言ったんだ。でも反対の人たちは「お墓は家族のつながりを感じる大切な場所だよ」「お寺は地域の人が集まる場所で、お墓があるから続けていける」と話したよ。一方で「お金がなくてお墓を持てない人もいる」という意見もあったんだ。
結果は否決、つまり提案は認められなかったよ。議長は「海にまくのはいい方法だけど、昔から続くお墓の文化も大切にしたい」と言ったんだ。提案した新美さんも最後に、自分の考えに合う方法として知ってもらえればいいと話したよ。あなたの家では、ご先祖さまをどうやって思い出しているかな?