▶提案者は300年続く農家に生まれ、秋田で農場オーナー制度を運営する渡部有未菜氏。農家の平均年齢は68.4歳で75歳以上が4割を超えており、このままでは米の生産量が消費量を下回ると訴えた。企業が小口で田んぼのオーナーになり、米作りは農家が担う仕組みを、年商1億円以上の企業に義務づけるよう提案した。第1議決は賛成1名で、残りは全員反対だった。
野党タイムでは、年商だけでは利益が分からず赤字の会社に負担を強いることになるという指摘や、人手が足りない問題はお金だけでは解決しないという疑問が出た。与儀大介さんは、食料の課題は飼料など他にもあるのに米だけを支えるのは米農家の立場からの主張だと批判。実家が米農家の井口智明さんは、平地で大規模にやれば米作りは利益が出ると述べた。与党タイムでは、世界の人口増で将来は米を輸入できなくなる恐れがあるという意見や、兼頭竜矢さんの「食料危機に備える保険」として広めるべきだという提案が出た。
見どころは、井口さんが語った農業の実情。機械化やドローンで作業は大幅に楽になっており、課題は農家が先祖代々の土地を手放さず大規模化が進まないことだという。渡部氏は年100万円からのプランに16社が参加していると明かした。最終議決では賛成が3名増え、賛否が拮抗した。
この回は「大きめの会社は、田んぼのオーナーにならないといけないことにするべきか」について話し合ったよ。オーナーというのは、お金を出して田んぼを支える人のことなんだ。お米を作る農家さんはお年寄りが多くなっていて、あとをつぐ人が足りないんだよ。
提案した渡部さんは農家の生まれで、「このままでは日本のお米が足りなくなる。会社がお金を出して農家を支えてほしい」と言ったんだ。でも反対の人たちは「もうかっていない会社には大きな負担になる」「お米だけを助けるのは不公平では」と話したよ。農家の家に生まれた議員さんは「広い田んぼで機械を使えば、お米作りはちゃんともうかる」と教えてくれたんだ。
結果は否決、つまり提案は認められなかったよ。議長は「お米を守るのは大賛成。でもこのやり方より、広い田んぼでしっかりかせげる農家を増やす方がいい」と言ったんだ。毎日食べるお米を守るには、どうしたらいいと思う?