▶今回のテーマは、中国による台湾侵攻は実際に起こるのかを軍事シミュレーションを交えて検証する回である。政府とのシミュレーション演習を担当してきた元陸上自衛隊陸将が、中国側の視点に立った侵攻シナリオを提示した。最も現実的とされるのは海上封鎖による降伏シナリオで、エネルギー自給率約2%の台湾に天然ガスや石油の輸送を遮断して電力を枯渇させるという。降伏しない場合は航空攻撃と精密誘導ミサイルで叩いた上での上陸作戦となり、その過程で日本の与那国島周辺が制圧される可能性や、追い詰められた場合には国内問題として核使用もありうるという踏み込んだ想定まで語られ、出演者に衝撃を与えた。
台湾有事が起こる確率をめぐって出演者の意見は大きく割れた。エジプト出身のタレントと安全保障の専門家は、習近平氏の続投がかかる2027年、人民解放軍100周年の年をXデーとして確率50%と語った。元陸将は、中国共産党が台湾統一を目標に掲げ武力統一も辞さないと明言している以上、時期の問題であって確率は100%だと述べた。一方、中国出身のジャーナリストは、中国は長いスパンで考えており戦わずして統一するのが狙いで、来年の武力統一などありえないと全否定した。社会学者も、得るものと失うものを考えれば大きな犠牲を出す侵攻はやらないだろうと分析し、そもそも「起きるか起きないか」を50%と答えることに意味はないと指摘した。番組内では、台湾のダム建設に尽力した日本人技術者の銅像の首が切られた事件を例に、中国による認知戦への注意喚起も行われた。
後半は台湾有事を起こさせないための方策が議論され、米ソ冷戦が戦争に至らなかったのは双方の備えが固かったからだとして、抑止力の強化で意見が collected した。「机の上で握手しながら机の下では拳を握る」外交が必要だという元陸将の言葉や、核保有の議論自体を封じるべきではないという主張、シェルター普及率0.02%という日本の備えの遅れも指摘された。タレントが「中国ははっきり言って敵国だ」と発言すると、社会学者が「影響力への自覚を持つべきだ」とたしなめ、激しい応酬に発展した。戦争が嫌だから何もしないのでは防げない、という司会者の締めの言葉が印象的な回である。
この回は、「台湾有事」の話だよ。台湾有事というのは、中国が台湾を武力で自分の国にしようとして、争いが起きるかもしれないことを指す言葉なんだ。番組では、元自衛隊のえらい人が、もし中国が攻めるとしたらどうやるかを地図を使ってくわしく説明したよ。船で台湾を囲んで、電気のもとになる燃料が入ってこないようにする作戦が一番ありそうなんだって。
「起きる確率は100%。いつかは必ず起きる」と話す専門家もいれば、「中国は長い時間をかけて戦わずに仲間にしたいと思っているから、攻めることはない」と話す中国出身の記者さんもいて、意見は真っぷたつに分かれたんだ。でも、「戦争を起こさせないためには、ちゃんと備えて相手に攻めさせない力、抑止力が大事だ」という点では多くの人がうなずいていたよ。
戦争は絶対に起きてほしくないよね。でも「嫌だから考えない」だと、防ぐこともできないのかもしれない。あなたは、戦争を起こさせないために日本は何をしておくべきだと思う?