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NoBorder #35

サボり議員とゾンビ議員が支配する国会――壊れた選挙制度の正体

サボり議員とゾンビ議員が支配する国会――壊れた選挙制度の正体
議論の要約

今回のテーマは国会議員の定数削減と、落選しても比例で復活する「ゾンビ議員」を生む選挙制度である。衆参合わせた国会議員は713人で、人口約17万人に1人の割合。2025年12月には与党が衆議院定数を465から1割削減する案で合意したが、与野党の反発で立ち消えになった経緯が紹介された。番組は、身を切る改革は単なるパフォーマンスではないのか、小選挙区比例代表並立制の導入から30年を経てなぜ制度が改正されないのかを、議員経験者を交えて議論した。

冒頭の争点「議員削減に賛成か反対か」では賛成4名、反対3名に分かれた。反対派の学者は、G7比較で日本の国会議員は人口100万人あたり5.6人と下から2番目に少なく、削減しても財政効果は乏しいため、数より質の向上を議論すべきだと主張した。日本維新の会の元参議院議員は、100年前と同じ議員数では意思決定が遅すぎるとし、政党内では2割の人が8割の仕事をしているという実感を語った。現職の衆議院議員は、議員は国家にとってコストであり削減には基本的に賛成としつつ、四国など地方の声が届きにくくなる懸念や、議員内閣制では大臣・政務官として100人規模の議員が政府に入る必要があると慎重論を述べた。自民党元幹事長は、今減らせば世襲議員ばかりが残ると警鐘を鳴らし、維新の「身を切る改革」の実態をめぐっては大阪の評価で意見が激しく対立した。

後半の争点「現行の選挙制度を見直すべきか」では、出演者全員が見直すべきだと挙手した。現職議員は、衆議院を単純小選挙区、参議院を完全比例代表にする二元化案を提案し、複数の出演者が賛同した。元幹事長と学者は、中選挙区制なら同じ政党から複数の候補が立つため候補者の質で選ばれるようになると復活を主張したが、先進国で採用例がないことや派閥政治への回帰を懸念する声も出た。エジプト出身のタレントは、アルゼンチンのオンライン投票で投票率が上がった例を挙げ、若者が投票しやすい仕組みを訴えた。落選しても復活する比例復活は直ちに廃止すべきだという主張も出て、選挙制度改革の必要性では一致しつつ、その方向性の違いが浮き彫りになった回である。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は、国会議員の人数と選挙の仕組みの話だよ。日本には国会議員が713人いるんだけど、「多すぎるから減らそう」という意見と「減らしたらダメ」という意見がぶつかったんだ。「ゾンビ議員」というのは、選挙で負けたのに、比例代表という別の仕組みで復活して議員になれる人のことをそう呼んでいるんだよ。

番組では、「議員は本当は働いていない人が多い。2割の人が8割の仕事をしている」と話す元議員もいれば、「日本の議員はほかの国と比べてむしろ少ない。減らすより一人ひとりの質を上げるほうが大事」と話す学者もいたんだ。「今減らしたら、親から議員の仕事を受けついだ強い人ばかりが残ってしまう」と心配する声もあったよ。でも、今の選挙の仕組みを見直したほうがいいという点では、出演者全員の意見がそろったんだ。

議員が多いほうがいろんな人の声が国に届くけど、多すぎるとお金もかかるし決めるのも遅くなる。むずかしい問題だね。あなたは、国会議員は減らしたほうがいいと思う?それとも今のままがいいと思う?

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最終更新: 2026.08.25