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NoBorder #36

政界を牛耳る“最強利権団体”医師会─48兆円と診療報酬を握る支配と癒着の真実

政界を牛耳る“最強利権団体”医師会─48兆円と診療報酬を握る支配と癒着の真実
議論の要約

今回のテーマは、48兆円に膨らむ医療費と診療報酬を握るとされる日本医師会の実態である。医療費は4年連続で過去最高を更新し、国家予算の43%に相当する規模に達しているが、2026年1月、政府は診療報酬のさらなる引き上げを決定した。番組は、全国937の地域医師会を束ね約18万人が加盟する日本医師会が、政治献金などのロビー活動を通じて厚生労働省に圧力をかける「最強の利権団体」ではないかという声を紹介し、医師会は必要か不要かを論点に議論を展開した。

自民党元幹事長は、診療報酬改定に医師会が組織的に働きかけている実態を認めつつ、地域医療を支える側面と一体で議論すべきではないと語った。多数の赤字病院を再生させたという病院経営者は、公定価格である以上、診療報酬引き上げの要求は正当だとし、むしろ自由診療への転換を主張した。精神科医のベストセラー作家は、患者の話を丁寧に聞く医師より薬を大量に出す医師が儲かる報酬設計の歪みや、勤務医と開業医の収入格差が地域医療の人手不足を招いていると指摘した。一方、コロナ関連では、公的病院グループが351億円の補助金を受けながら確保病床の3割から5割が使われていなかったとされる問題も取り上げられ、有識者会議と補助金の構造を批判する声が上がった。美容外科クリニックの院長は、かつて医師会が保険医療制度に反発しストライキまで行った歴史を紹介し、本来の医師会の理念を評価した。

後半は破綻寸前とされる医療保険の改革論に移り、混合診療の解禁、民間保険の活用、健康になると保険料が下がるインセンティブ設計、高額療養費制度の見直しなどが提案された。歯科医師で政治家の出演者は、80歳で20本の歯を残す運動により虫歯が減り歯科の売上が3分の1になった一方、自由診療の工夫で収入が回復した例を挙げ、混合診療の可能性を語った。元幹事長は、厚生労働省が巨大になりすぎたとして省庁再編の必要性を訴え、現行の保険制度は1億人超の人口ではもはや成り立っていないというのが議論の結論だと締めくくった。医療は本来国民のものだという視点を全員が確認する形で議論は終わった。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は、お医者さんの世界のお金の話だよ。日本では病気の治療にかかるお金が1年で48兆円もかかっているんだ。診療報酬というのは、お医者さんが治療をしたときに受け取るお金の値段のことで、その値段は国が決めているんだよ。番組では、お医者さんたちの大きな団体「医師会」が、政治家にお金を渡したりして自分たちに有利なように動かしているのではないか、という話をしたんだ。

番組では、いろいろな意見が出たよ。「困っている患者さんの話をじっくり聞くお医者さんより、薬をたくさん出すお医者さんのほうが儲かるのはおかしい」と心配する人や、「田舎で休みの日も診察したり、離島まで船で行ったり、医師会はちゃんと頑張っている」と話す人もいたんだ。国の決めた値段をやめて、自由に値段を決められるようにしたほうがいいという意見も出たよ。

みんなの共通の思いは「医療は国民みんなのものだ」ということだったんだ。お金がない人も安心して病院に行ける仕組みは大事だけど、このままだとお金が足りなくなってしまうかもしれない。あなたなら、みんなが安心できる病院の仕組みをどうやって守ればいいと思う?

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最終更新: 2026.08.25