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NoBorder #37

日本医療最大の矛盾─医療費増加と病人激増が示す“過剰医療ビジネス”の罠

日本医療最大の矛盾─医療費増加と病人激増が示す“過剰医療ビジネス”の罠
議論の要約

今回のテーマは、国家予算の43%にあたる48兆円規模に膨らんだ医療費と、その一因とされる過剰医療ビジネスの闇である。番組では、不必要な入院や繰り返される検査、薬の過剰投与など、国民のための医療がビジネス化しているのではないかという問題提起がなされ、医師や政治家、精神科医らが実態を語り合った。

精神科医でベストセラー作家でもある和田氏は、高血圧の基準が引き下げられた背景に学会理事への製薬会社からの多額の資金提供があると指摘し、高齢者の血圧を薬で下げることがかえって健康を害しているとの見方を示した。また米国の医学誌のデータを挙げ、高齢者の重大事故の8割で意識をぼんやりさせる薬が服用されていたのに、テレビでは薬の害が報じられないと語った。歯科医師で政治家の吉野氏は、認知症や自己免疫疾患の患者数が数十年で数十倍から数百倍に増えているのに病気が減らないのは原因除去をせず利権が優先されているからだと主張。医師で病院経営者の中田氏は、医学教育の中で症状に薬を重ねる発想が刷り込まれていくと医師養成の実態を語る一方、延命治療については「医者にとって患者の死は負けであり、金儲けのためにやっているのではない」と現場感覚を示した。自民党元幹事長の石破氏は、薬に頼りたがる国民の意識そのものを変える難しさを指摘した。

後半は終末期医療に議論が移り、人工呼吸器を外す決断の重さや、安楽死が認められていない現状で家族と医師が抱える苦悩が率直に語られた。医療費の問題にとどまらず、本人と家族の尊厳をどう考えるかという答えの出ない問いが提示され、出演者からは選挙制度を変えて多様な声が国会に届くようにすべきだという提言も出た。患者が健康になると医療側が損をするという構造への違和感が繰り返し指摘された、考えさせられる回である。なお、番組では製薬業界の成り立ちを巡る歴史的な陰謀論的な話題も紹介されており、その点は発言として受け止めたい。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は「日本のお医者さんと薬のお金」についてのお話だよ。日本では病気を治すために国が使うお金、医療費が48兆円というものすごい金額になっているんだ。それなのに病気の人は減るどころか増えていて、「必要のない検査や薬が多すぎるのでは」というのが番組のテーマだったよ。

お医者さんの出演者からは、「薬を作る会社がもうかる仕組みになっていて、本当は運動や食事で良くなる病気にも薬ばかり出されている」と心配する声があったんだ。一方で、「お医者さんはお金のためじゃなくて、患者さんを死なせたくない一心で治療している」という現場の声もあったよ。病院がなくなった町でかえってみんな元気になったという話も出て、スタジオはびっくりしていたんだ。

薬にたよりすぎず、ふだんから体を動かして健康でいることが大事だという話でもあったね。あなたは元気な体でいるために、今日からどんなことができると思う?

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最終更新: 2026.08.25