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NoBorder #43

農家の赤字率95%の脅威─補助金依存と後継者不足で壊れた“食料自給不足”という国家の大失敗

農家の赤字率95%の脅威─補助金依存と後継者不足で壊れた“食料自給不足”という国家の大失敗
議論の要約

今回のテーマは「農家の赤字率95%」という数字に象徴される日本農業の構造的失敗である。番組は、農家の数がこの15年で4割減り、65歳以上が70%を占める高齢化の現状、食料自給率38%が将来29%まで低下しうるという指摘を提示した。その原因として1970年から始まった減反政策と、年間約2兆円ともされる農業関連予算による補助金依存の構造を挙げ、令和の米騒動で米不足が浮き彫りになった今、解決の糸口を探った。

世界の農業事情を研究する竹下は「補助金を出して保護すれば農業が強くなるというのは大間違いで、政府がマーケットに介入すると長期的には必ず失敗する。減反政策で50年間イノベーションが止まった」と主張した。これに対し国際ジャーナリストの論者は、農業を生産性やビジネスの論理だけで語ることに国防の観点から警鐘を鳴らし、農業ジャーナリストの山田は「農家あっての農村だということを忘れている。大規模化・効率化だけでは日本の農は解決しない」と規模拡大路線に反対した。タレントのフィフィはシャインマスカットなどの品種が中国や韓国に流出し100億円規模の損失が出ていると知的財産保護の遅れを指摘し、農地面積あたりの農薬使用量が日本は多いというデータや、残留農薬基準の緩和、食品表示の後退など消費者に情報が知らされない構造への批判も相次いだ。中国への米輸出を決めた直後に農水大臣が亡くなった過去の出来事に触れる発言や、無農薬りんご栽培の書籍の海外出版が直前で中止された話など、タブーに踏み込む場面もあった。

議論は「食料と医療はビジネスにしてはいけない」という立場と、「すでにビジネスになってしまった以上、競争に負ければ滅びるのが現実だ」という立場の激突となり、小規模農家への直接保障を入れた上で競争力を育てるべきだという折衷案も示された。番組MCは、補助金でコントロールし続ければ農家の工夫する力が失われるという指摘が印象的だったとし、感情論ではなく現実を踏まえて課題解決を考えることが大事だと締めくくった。ゲストMCの原口は「今は農業をやる人こそかっこいい。実践して見せる」と自ら農業への挑戦を口にした。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は、日本の農業の話だよ。お米や野菜を作る農家さんの数がどんどん減っていて、多くの農家さんは赤字、つまり働いてもお金がもうからない状態なんだ。国は「補助金」といって農家さんにお金を配って助けてきたんだけど、そのやり方が逆に農業を弱くしたんじゃないか、というのがテーマだよ。

番組では、「お金を配って守るだけだと、農家さんが新しい工夫をしなくなってしまう」という意見が出たんだ。でも、「農業はお金もうけだけの話じゃなくて、国を守ることや地域のお祭り、文化にもつながっている大事なものだ」と反対する人もいたよ。日本のおいしいぶどうやいちごの苗が外国に持ち出されて、大きな損をしているという話もあったんだ。

食べ物は毎日の命を支えるものだから、農業がなくなったらみんながこまるよね。日本の農業を元気にするには、どうしたらいいのかな。あなたはどう思う?

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最終更新: 2026.08.25