▶2030年秋頃の開業に向けて建設が進む大阪IRについて、大阪府は経済波及効果を年間約1兆1400億円と見込む。番組はカジノ収益の想定4900億円の出どころや、米カジノ資本MGMとオリックスがそれぞれ4割を出資する運営会社の構造を取り上げ、日本にとって有益か害悪かを議論した。ゲストMCには闇カジノで人生を狂わされたと語る元参議院議員の暴露系YouTuberが招かれた。
カジノ反対派の静岡大学名誉教授は、収益の大半は日本人ギャンブラーの負けたお金であり、地域経済を破壊すると主張し、日本のカジノ合法化はアメリカのロビー活動の成果だという見方も示した。これに対し推進派の国際カジノ研究所長は、運営主体は日本法人であり国内資本が6割を占めること、総開発費1兆5000億円のリスクマネーを外資が持ち込んでいる前提が無視されていると反論して、事実誤認をめぐり激しく応酬した。ゲストMCは、闇カジノは今も多数存在し、イカサマで反社会的勢力にお金が流れるくらいなら国の管理下で合法化した方がよいと推進の立場を語り、他の出演者も港区の閉店後クリニックで開かれるポーカーや高額レートの麻雀など、体験に基づく闇賭博の実態を明かした。中国資本のIR参入が安全保障上望ましくないとされてきたという業界内の空気も紹介された。
議論の結論として、大阪IRが日本にとってプラスかマイナスかの答えは出ていないと司会は率直に認め、経済効果の想定と実際に負担する人の姿には大きな開きがあるかもしれないと視聴者に考えるきっかけを投げかけた。推進派と反対派が数字の根拠を突き合わせてぶつかる場面が最大の見どころである。
この回は、大阪に作られているIRという大きな施設のお話だよ。IRというのは、ホテルや会議場と一緒にカジノというお金を賭ける遊び場が入った施設のことなんだ。日本ではカジノは今まで禁止されていたけど、大阪に初めて作られることになったんだよ。
番組では、カジノでもうかるお金の多くは日本人が負けたお金になるから心配だという先生と、外国の会社が大きなお金を出して作ってくれるし、隠れて行われている違法なカジノに行くよりずっと安全だという人が言い合ったんだ。実際に隠れたカジノでお金を失った経験のある人の話も出たんだよ。
楽しい観光の場所になるのか、それとも困る人を増やしてしまうのか、まだ答えは出ていないんだ。あなたは日本にカジノがあった方がいいと思う?