▶2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震と約15メートルの津波が福島第一原発を襲い、1号機、3号機、4号機が相次いで爆発、放射性物質が飛散して広い地域が立ち入り禁止となった。番組は原発回帰が語られる今だからこそ、事故から15年を経たタブーに踏み込むとして、事故当時に衆議院総務委員長として原発問題を追及した元閣僚をゲストMCに迎えた。震災関連死は約2350人にのぼるという数字も紹介された。
事故当時から取材を続けたジャーナリストは、現場の所長が原子炉を冷やすため海水注入を決断した際、東京電力の幹部が原子炉が二度と使えなくなることを理由にためらったとされる話を披露し、テレビでメルトダウンという言葉を使った出演者が次々と番組を降ろされたメディアの構造を語った。また非常用冷却装置のアイソレーションコンデンサーが事故前に撤去されていたことを事故の最大要因とみる意見や、経済産業省と原子力安全・保安院が身内同士でチェックする体制の甘さ、電力業界の広告費がメディア報道に影響したという指摘も出た。一方、元航空自衛隊トップの出演者は避難の必要はなかったという立場を取り、健康被害はないと言い切って、小児甲状腺がんの数字を挙げる他の出演者と真っ向から対立した。
議論の結論として明確な答えは出なかったが、司会は想像のはるか上を行くタブーだったと振り返り、15年前の事故を忘れず教訓として生かすべきだと締めくくった。事故の裏側で何が起きていたのか、当時を知る人々の証言と対立がぶつかり合う回であり、報道されなかった事情を考えるきっかけになる内容だ。
この回は、15年前に福島県の原子力発電所で起きた大きな事故のお話だよ。地震と津波で発電所の電気が止まって、原子炉という熱いかまを冷やせなくなり、中のものが溶けて放射性物質という体によくないものが外に出てしまったんだ。メルトダウンというのは、原子炉の中が熱で溶けてしまうことをいうんだよ。
番組では、事故のとき会社のえらい人たちが正しい判断をできなかったのではないかという話や、テレビでメルトダウンと言った人が番組に出られなくなったという話が出たんだ。一方で、避難する必要はなかったと考える人もいて、健康被害があったかどうかで意見がぶつかったんだよ。
大きな事故のことを時間がたっても忘れないで、そこから学ぶことが大切だと番組は伝えていたよ。あなたはこの事故から何を学べると思う?