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NoBorder #60

“信じる心”が金になる!?─脱税・ニセ宗教・脱会屋…宗教を利用する「宗教法人」の実態

“信じる心”が金になる!?─脱税・ニセ宗教・脱会屋…宗教を利用する「宗教法人」の実態
議論の要約

宗教法人をめぐる制度の問題点を多角的に議論した回である。日本の宗教法人はおよそ17万8000団体とコンビニの3倍以上あり、お布施への法人税非課税、境内地の固定資産税減免などの優遇を受けている。番組では、実質的な収益活動を宗教活動と解釈して節税する例への疑問や、住職のいない不活動法人がネット上で売買され、宗教法人の「M&A」がペーパーカンパニーのように使われている実態が紹介された。自己啓発セミナー系企業が買収した宗教法人から政治家側へ3000万円の献金があったのではないかとの取材報告もあった。

宗教学者は、伊勢神宮のような広大な土地を持つ法人に課税すれば維持できなくなる一方、土地を持つ法人と持たない法人の格差が争いの原因にもなると指摘した。政治学者は、寺社が町の景観を守っている面から税制優遇には合理性があるとしつつ、国は不活動法人を精査すべきだと述べた。また1995年前後の宗教法人法改正論議が、新進党に合流した公明党の支持母体である創価学会への政治的な圧力として使われたとの見方や、石原慎太郎氏と宗教団体・霊友会との関係も語られ、出演者間で事実関係をめぐり激しい応酬が起きた。

終盤では旧統一教会の現役信者が、信者の家族から高額の報酬を得て脱会を請け負う「脱会屋」の存在と、長期間の監禁があったと主張する事例を紹介した。これに対し教団を長年取材してきたジャーナリストは、裁判では本人の意思で留まっていたと認定されており教団側の主張に過ぎないと真っ向から反論し、正義の立場が真逆になる構図の難しさが浮き彫りになった。司会は、宗教法人の問題は「宗教聖域」という概念が生んだブラックボックスにあり、法治国家として新しい宗教のあり方を考えるべきだとまとめた。

小学生にもわかる、この回のはなし

この回は、お寺や神社などの「宗教法人」のお金の話だよ。宗教法人というのは、宗教の団体が国に認められた形のことで、ふつうの会社とちがって税金が安くてすむ仕組みがあるんだ。その仕組みをずるく使って、中身のない宗教法人を売り買いする人たちがいる、という話が出たんだ。

番組では「まじめにやっているお寺もあるのに、ずるをする人がいるのはよくない」という意見や、「お寺や神社は町の景色を守っているから、税金を安くするのは必要だ」という意見が出たよ。さいごには、家族が宗教にはまったときに、お金をもらって無理やりやめさせる人たちがいるという話も出て、出演者どうしで意見が大きくぶつかったんだ。

信じる自由を守ることと、ずるを見逃さないこと。どうやったら両方できるかな。あなたはどう思う?

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最終更新: 2026.08.25